
私は犬を2匹飼っているのですが、実はペットカメラを使うのは初! 今どきのカメラは優れているので性能自体には全く不安はないのですが、まずは自分が使いこなせるのかどうか、そちらのほうにやや緊張感がありました。さて、結果はいかに?
《Furbo》はごく極シンプル! 説明書ナシでいきなりスタート
今回私が試してみたのは、ドッグカメラのFurbo(ファーボ)。あえて“ペットカメラ”ではなく“ドッグカメラ”とうたっているのには、ちょっとわけがあります。それは犬が起きたり吠えたりすると通知をしてくれるという、犬ならではの機能がついているから!
しかもリモコン操作でおやつをあげることができるというから驚きです。カメラの下の丸い穴、ここからおやつがポーンと飛び出すようです。
「これだけの機能がついていると、なんだか難しそうだぞ……」と、機械音痴の私はややビビっていましたが、それは程なくして焦りに代わりました。箱を開けても、説明書がないのです。
けれども逆に言えば、説明書がいらないくらいシンプルだということ。《Furbo》を電源とWi-Fiに接続したら、操作はすべてスマホのアプリで行います。すなわち、アプリをダウンロードしたら設定完了です。「え?これだけ!?」と、若干拍子抜けでしたが、本当にセットアップは以上でした。
ちなみに我が家には、10歳のクロ(♀、ミニチュア・ピンシャーとチワワのミックス犬)と、2歳のしじみ(♀、フレンチ・ブルドッグ)がいます。日中は2匹だけで留守番をさせることが多く、大丈夫かなあといつも気に病んでいました。
クロ
しじみ
留守番中の犬の様子が見られるのは、やっぱり安心!
スマホと連動したシステムが便利なのは、やはりリアルタイムで犬の様子が見られること。実は、しじみは約半年前に里親として引き取った子。そのため、この出来事をまだクロが完全に受け入れていないのです。自分が居ない間に喧嘩をしていたら嫌だなあと常々思っていました。
ある日曜日、外出した私は、さっそくスマホで様子を見てみました。ソファーが2匹の定位置です。お、意外と2匹ともおとなしい!おやつをあげてみます。真ん中にある丸い「おやつ」のボタンを上へスクロールすると、あらかじめカメラ内にセットしておいたおやつが飛び出す仕組みです。おやつはこんな風に入れておきます。
やはり食いしん坊のクロが独り占め。このあと何度か試してみましたが、すべてクロが持っていきました。
勘が良いクロは、カメラの中におやつが入っていることがわかったみたいです。アプリの画面上で操作して、マイクを使って話しかけることもできます。2匹とも不思議そうな顔をしていますが、慣れたらもっといい反応をしててくれるかしら……? と期待!
もしもの時は知らせてくれるし、自動でセルフィーも撮ってくれる!
他にも嬉しい機能がありました。それは“スマートドック通知”で、今何が起きているかをリアルタイムで知らせてくれるというものです。
例えば、犬が吠えたり、家族が帰ってきたり犬が起きたりすると、その都度スマホに通知をしてくれるのです。
私はスマートウォッチと連動させているので、より瞬時に情報をキャッチできました。AIを活用した自動通知サービスは、まさしく時代の恩恵と言えますね!
もっとときめいたのは、「ドッグセルフィ通知」。犬が《Furbo》に近づいたら、カメラが自動でセルフィーを撮ってくれるんです。それは瞬時にスマホに送られてきます。
「きゃー、見にくいけど、かわいい!」
誰がなんと言おうと、愛犬の写真は宝物ですよね。ただ、カメラを覗き込んでいるということは寂しがっている可能性もあるので、なるべく早く帰ってあげましょう。
今回ドッグカメラを試してみて、2匹での留守番に問題がないことがわかり、ひと安心。こんな風に日々何もないのが一番ですが、本当に万が一の時には心強い味方だな、と思いました。
犬たちが意外と早く慣れたことも良かったです。インテリア雑貨のような見た目は部屋に置いても違和感なく、まるでずっと前からあったものかのように我が家になじんでいます。
ライター 河辺さや香